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朝活初めに朝の朗読会
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心の中の小さな星

朝の朗読

島崎藤村

9月前半、読んできた島崎藤村の『山家ものがたり』

冒頭、ほんの一部だけれど心にささることばたち。

島崎藤村

島崎藤村といえば、教科書にも出てくるあの詩ではないでしょうか??

初恋

初恋

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の

花ある君と思ひけり

島崎藤村『初恋』

この詩も、朗読向きですね。

朗読した方が、より深く感覚でとらえられて、味わい深くなる詩です。

美しいことばの世界を見せてくれる島崎藤村。

朝の朗読には彼の『山家ものがたり』を選びました。

夏が終わって秋になり、空がどんどん高くなっていく。

その空とわたしとの隙間に、さびしさを覚え、余白を感じる季節の朝に、

透き通る良いもの、を取り入れたいと思い選びました。

『山家ものがたり

空に出でゝ星くずの明かにきらめくを眺むれば、おのれが心中にも少さき星のありて、心の闇を照すべしと思ふなり。

島崎藤村『山家ものがたり】より

作品の冒頭のところのみですが、毎日毎朝約2週間。

繰り返し朗読してきてると、沁み込んできます。

沁み込んで沁み込んで、味わい方は変化していくのが、朗読の面白さです。

朗読の段階的味わい方

最初は、

字を読む

だったところから

意味を読む

に変わり

自然と、

味わって読む

へと、変化していきます。

この「味わって読む」段階になると、

自分がこれまで見聞きしてきたこと、経験が、重なってきたり

イメージを豊かにふくらませながら、声を出したり

ができるようになってきます。

さらには、

日常生活に組み込まれる

ようになります。

つまり、星を見たり、川を見たり、心の中の闇を感じたりすると、そこにこの『山家ものがたり』のことばが聞こえてくる。。。

こうなってくると、人生はこのことばを朗読していなかったときより

2倍も3倍も、いやそれ以上に豊かなものに変わっていきます。

わたしは、13歳から朗読を始め、今にいたるまでの30年以上、ことばとのそういう体験をたくさんしてきました。

とても好きなので、みなさんにもぜひ

味わっていただけたらなぁとおもっています。


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